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静岡県立大学教員データベース


教員情報詳細


氏名
坂本 剛(SAKAMOTO Go)
所属・職名
国際関係学部国際関係学科 准教授
国際関係学研究科 准教授(兼務)
Eメールアドレス
g-sakamoto@u-shizuoka-ken.ac.jp

学歴

1996年3月 明治学院大学文学部心理学科卒業
1999年3月 名古屋大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士前期課程修了
2002年3月 名古屋大学大学院教育発達科学研究科心理発達科学専攻博士後期課程単位取得後退学

学位

博士(心理学)(名古屋大学・2019年)

専門分野

社会心理学、文化心理学、環境心理学

担当科目

【学部】社会心理学入門、集団間関係論、質問票調査法、社会統計学ⅠA・B、社会統計学Ⅱ
【大学院】現代社会研究ⅡA・B

主要研究テーマ

  • 道徳判断,宗教的信念,自然への感情反応の醸成をめぐる社会生態学的研究
  • エチオピアの共有林管理に関する研究
  • モンゴル牧畜社会の草原管理に関する研究
  • 民話の道徳的示唆に関する社会生態学的研究
  • 自然環境の管理をめぐる葛藤状況に関する研究

所属学会

日本社会心理学会
日本グループ・ダイナミックス学会(理事・編集委員)
日本心理学会
宗教/スピリチュアリティ心理学研究(発起人・編集委員)
The Asian Association of Social Psychology
東海心理学会(理事・編集委員)
日本環境心理学会
日本コミュニティ心理学会
日本教育心理学
環境社会学会

主な経歴

2004年4月~2007年3月 名古屋産業大学環境情報ビジネス学部 専任講師
2007年4月~2017年3月 名古屋産業大学環境情報ビジネス学部 准教授
2017年4月~2021年3月 名古屋産業大学現代ビジネス学部 教授
2021年4月~2025年3月 中部大学人文学部 教授
2025年4月~現在に至る 静岡県立大学国際関係学部 准教授

受賞歴

2016年12月 平成28年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(環境省)
2018年6月 第18回環境情報科学センター賞(環境情報科学センター)
2018年9月 日本グループ・ダイナミックス学会2018年度優秀論文賞(日本グループ・ダイナミックス学会)
2024年1月 公益財団法人日本心理学会学術大会(第87回大会)・特別優秀発表賞(日本心理学会)

主な社会活動

2008年4月~2012年3月 大学コンソーシアムせと「地域交流事業部」「教育事業部」役員

教育・研究に対する考え方

統計的データを用いた研究においても,研究対象への数量的な観点からの分析だけではなく,対象を事例と見なす質的な検討が必要となります。また統計的研究の課題設定自体,事例の観察やときには面接などを通した質的なデータ分析によって支えられていることがあります。事例研究も同様に,質的データが対象の生き生きとした内実の世界を伝えてくれるのはもちろんですが,同時に量的データを検討することを通して研究者による解釈がしっかりと肉付けされることも多いと思います。
数量的分析こそをカガク的なものと捉え,統計的指標で捉えられない現象を見過ごしてしまったり,逆に,事例の質的分析は対象の日常レベルで現象を捉えうるため,それに基づく主張こそ生の現実を反映したホンモノだと思い込んでしまったりする,いずれの落とし穴にもはまらないように気をつけたいと思います。
学生にも両方の研究アプローチの特性を把握し,問題意識や研究課題の設定と冷静に照らし合わせて,よりよいアプローチを自身で模索してほしいと思います。そして将来,産業組織場面や地域での課題解決の際にそれらの知識や経験が役立つことを期待します。そのためにも,学部生の間に量的・質的双方の研究について,授業や卒業研究を通して数多く学んでほしいと思います。

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